総務省『地域ICTクラブ』実証事業を岐阜県郡上市で推進しています。

実施計画概要:本事業の目的

本実証の目的を以下に定め、本事業において広大な過疎・中山間地域におけるふ るさとの素晴らしさと課題解決型の学び(PBL)の場となる地域 ICT クラブの運営を実証し、他地域での横 展開および応用が可能な検証をおこないます。

<本事業の目的>

  1. 地域で児童生徒や地域住民(社会人、高齢者、障害者を含む)がプログラミング等のICT及びIoT を楽しく学び合い、地域資源を活用して課題を解決する教材の開発と地域 ICT クラブの運営を実証する
  2. 地域が自立して児童生徒の学習意欲に応える学習機会を持続的に提供可能とする地域社会の連携組織を整備する
  3. 過疎・中山間地域の物理的なハンディを乗り越えて地域社会での学習機会を公平に提供する通信 環境基盤とノウハウを実証する
  4. 地域が協働して都市部との教育格差を生まない仕組みを構築する
  5. 学校教育と社会教育が連携する地域ICTクラブを組織化して、地域自ら次代を担うICT人材を輩 出し持続的な地域づくりに寄与する

<実証で取り組む課題>

上記に記載した目的を達成するために以下の課題に取り組みます。

  1. 「児童生徒、メンター及びサポーターの居住地域と、民間教育施設とが遠距離であるという過疎・ 中山間地域の障壁を乗り超えて、児童生徒が都市部の教育環境と格差なく学習機会を得て地域 ICT クラブ に公平に参加できることができる環境(通信機器と通信環境と会場、教材)の調達」
  2. 「自立した地域 ICT クラブの組織運営を支える関連諸機関及び団体の連携と支援体制の構築」
  3. 「ICT 関連事業者が極端に少ない過疎・中山間地域において課題となっている人材不足を克服する 持続的なメンター及びサポーターを募集・育成する仕組みの構築」
  4. 「プログラミング教育等の ICT 教育及びふるさと教育に効果的である課題解決型学習(PBL)及び アクティブラーニング方式の導入」
  5. 「都市部と比較して IoT を体感する機会が少ない過疎・中山間地域の教育環境のハンディを克服す る教材の工夫」
  6. 「都市部と比較して ICT 関連の知識、経験が極端に少ない地域社会において地域 ICT クラブの活動 と重要性を認知して地域全体で支援が必要であることの重要性を啓発する広報活動」