総務省『地域ICTクラブ』実証事業を岐阜県郡上市で推進しています。

メンター育成講座を開講しました

9月からの郡上版「地域ICTクラブ」地域実証事業の開始に先立って、中高生がテクノロジーを活用して地域課題を解決する新しい学びの場づくりとなる講座を企画し、中高生をサポートする地域の大人たちが互いに勉強する会「メンター育成講座」を開催しました。

8/30、9/1の2日間で開講されたこの講座には、郡上市の内外からウェブ会議も活用してメンター候補者20名が講師かつ受講者として参加し、郡上の未来を輝かせるかもしれないテクノロジーを互いに披露・共有、その可能性を検討しました。講座は第一回『技術を知る』第二回『フィールドを理解する』第三回『進め方を学ぶ』の3部構成で展開されました。

第一回『技術を知る』では、中高生にテクノロジーの用い方をアドバイスするテクニカルアドバイザー6名が、以下のような技術の紹介を行いました。

  • ロボット
  • ドローン
  • WEBアプリ&プログラミング
  • アクセシビリティとインクルーシブ コミュニケーション支援・会話の見える化アプリ『UDトーク』
  • 自然体験イベントにおけるIT活用
  • 演劇を活用したProject Based Learning

第二回『フィールドを理解する』では、郡上市で事業・教育・福祉に取り組む10名が、郡上市に存在するリソースやその背景にある地域課題の現状を共有しました。

  • 再生エネルギー・自治
  • ジビエ・獣害
  • 農業
  • 自然体験
  • 第3の学びの場
  • 学校教育
  • プレーパーク
  • 林業、地域循環
  • 限界集落・買物難民・介護
  • 福祉

第三回『進め方を学ぶ』では、実際に子供たちの教育の現場に携わっているメンターを中心として、どのように中高生のための講座を作っていくかを検討しました。

このメンター育成講座を通じて、9月から始まる地域ICTクラブのProject Based Learning講座に備えてメンター参加者の意識を統一し、協力して事業を進めていく体制を築くことができました。